罪重零雅の紹介

永遠のバーチャル中学2年生男子・バーチャルロックンロールアイドルの罪重零雅(つみしげれいが)です。2019年5月から、音楽/ゲーム/演芸/トークなど動画・配信活動をしています! ヨロシクです(`・ω・´)ゞ

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2020年10月7日水曜日

『Neo Cab』やってみた感想/ゲーム紹介/攻略のヒント

Vtuberの罪重零雅です。

Neo Cab実況(Steam版)が無事ラストを迎えたので、改めてゲームの紹介や感想、ちょっとした攻略ヒントを書き残そうと思います。




実況第1回の動画はこちら


再生リストはこちら


『Neo Cab』

Steamでの定価1520円、他の媒体は自分で調べてね!

※罪重の購入時、セールで1140円

Windows7/10

メモリ8GB以上


●ゲーム仕様●

選択肢多めの選択式テキストアドベンチャーゲーム

アクション要素や運転要素なし。選択肢の時間制限なし。

ボイスなし。音楽あり。

テキストは公式日本語対応済み(ごくまれに未翻訳のままの箇所あり)。

マウスのみでプレイ可能。

全画面モードorウインドウモード。

強制自動セーブ(客の降車後と宿泊後)のみで、自由なセーブはできない。

セーブデータのさかのぼりは可能。

テキストの自動送りはあるが、早送りと会話ログはない。



●ストーリー●

近未来のアメリカ、カリフォルニア州。Neo Cab(Uber的な有人タクシー)のドライバー・リナは、以前喧嘩別れした友人サビー(サビエスト)と一緒に住む約束をして、彼女の居る街ロス・オジョスにタクシーとわずかな所持金のみで乗り込んだ。

久しぶりに顔を合わせたサビーは、感情を色で可視化できる腕輪型のデバイス"Feelgrid"をプレゼントしてくれる。しかしサビーは後で再び会う約束をしたまま行方知れずになり、リナは住む部屋もないままにロス・オジョスで乗客を乗せて金を稼ぎながら友人の手がかり探すのだった。

自動運転のタクシーが跋扈するロス・オジョスは、"Capra"という企業に半ば支配されているディストピア(監視社会)であり、さらにその支配を強化するであろう"ソフィー法"が可決されようとしていた。サビーの思惑、そしてリナの選択は……?

※人物紹介はWikipediaが詳しいが、ほぼネタバレなのでプレイするつもりなら見ないほうがいいかも。



●ゲームシステム●

深夜のタクシードライバーとして、迎えを希望している客を乗せて会話しながらストーリーを進める

運賃で所持金を増やす。出費として宿泊代と自動車のバッテリー充電代がかかる。

1日に乗せられるのは3人まで(最低2人。最終日は人が出てくる限り無限)。

その時に乗せられる客はタイミングや展開により変わる。

セーブは基本的に客を乗せた後と宿泊した後にされる。

漢方医とSTANZMASCHINEへ行くのに人数は消費しないが、終了後のセーブはされる。

充電では乗車人数を消費せず客が変化することはないが、セーブもされない。

たまに強制的なイベントあり。

客からの評価の平均が★4を下回り続けるとクビになる(滅多にならない)。

一部、★5の状態でしか乗せられない客がいる。

自分の状態によって、表示されても選べない選択肢が出ることもある。

お金がなくてもゲームオーバーではないらしい。



●完走した感想●

リアル寄りな絵の好みは人によってあるかもしれないが、それがクリアできるならやってみると良いアドベンチャーゲームだと思う。昔のゲームでいえば『ロウ・オブ・ザ・ウエスト 西部の掟』みたいな感じで、長文で一気に話すのではなく軽妙な会話のやりとりが楽しいゲーム。

いわゆるサイバーパンクな世界観ではあるが、監視社会化・無人化による仕事の減少など、近未来というよりはかなり現代に近い題材だ。

おおむね3回はプレイしないと全乗客のストーリーは追えないだろうから、価格(定価1520円)なりのボリュームはある。公式日本語化もほぼ問題ない(僅かな翻訳漏れがあるだけ)。

第三者としてちょっと変な他人の話を聞く点はバーテンダーになるゲームと似ているが、選択肢が豊富でかなり介入できるし、深く関わり合いにならず突き放せるのも良い。よくわからない選択肢やどれを選んでもほぼ同じ選択肢もあるが。下ネタやわかりやすいジョークは少なめ。

設定はサイバーな感じだがあまりそこに深入りしないので万人向けだと思う。時間制限がなくアクション要素も一切ないが、奇妙な客が多くそれなりに選択に悩むのでゲーム性はある。一本道ではなく、1周実況を見ただけでは全ての客についてはわからない(登場すらしない)ような構造でもある。

この舞台設定を使って運転できるタクシーゲームを作っても面白そうである。


自由にセーブができないのと早送りがないのは、難点といえば難点か。

それでもそこまでテンポは悪くない。


ストーリーは残酷ではないが全体にビターであり、それなりに泥臭い。自分や他人の怒りや不安、狡さにも立ち会わなくてはならない。たった1週間ほどの話ではあるが、人間関係や人生の選択について考えさせられるだろう。



●攻略情報(若干ネタバレあり)●

明確な分岐ではなく蓄積型のフラグが多いと思われる。

1周で乗客全員のストーリーを回収するのは不可能。

基本的に同じ人やその連れを複数回乗せることでその人物のストーリーが進む

メインストーリーで重要と思われるのはリアム、ウーナ

乗車後の評価はほぼ固定の場合もあるので、やり直しても変わらないことがある。

選択肢は、違いがないものや、何を言いたいかわからないものがけっこうある。

全ての選択肢の結果を見るプレイはあまり意味がないかもしれない

(最終的に収束する地点はそこまで多くない)。


停車帯違反をしなければ罰金で警察に呼び止められるパートはない。

1夜のリアムとサビーとアズール、5夜のデモなどは固定イベント。


宿泊する場所によって翌日のフィールグリッドの色がリセットされるが、そこまでの問題はない。

資金的に安全なのはモーテルと思われる。

最高額の宿はサム・ルーカスを2回目に乗せたあと貰える金で泊まれるので無理して泊まる必要なし。なぜかこの宿だけ選択肢がたくさん出る。


6夜は出てくる限り無限に客を乗せられるので、最後の1ストーリーが欠けている場合は回収できるかもしれないが、同一人物は2回以上は現れない。ストーリーが見たい客はそれまでに優先的に乗せよう。

最終日のサビーとの再会時はどうやっても言い争いになる。

ここは「自分だけでやる」か「サビーと二人でやる」に収束すると思われる。

最終的にコトを起こそうとするかどうかは選ぶことができる。

ラストはサビーと迎えるか、深く関わった任意の客を乗せる2パターンと思われる。

スタッフロールはEscキーで飛ばせる。